第43回(2012年)
JX童話賞
【小学生以下の部 優秀賞】

ふしぎなほし作者:根本桜樺

ふしぎなほし

 山おくけんのある町は、よるになると、よぞらはあたり一めん、ほしでいっぱいになります。
 その中に、とてもふしぎなほしがありました。そのほしはにじ色で、とてもきれいなほしです。そのにじ色のほしは、ふつうのほしとちがって、大きくていろいろな形になることができるのです。そしてそのほしは、かならずお月さまのとなりにありました。みんなが名づけた“ふしぎなほし”は、こまっている人を見つけると、形をかえてその人の手元に下りてくるのです。そのほしをさわったおとなや子どもはみんな、つぎの日に、かならずねがいごとがかないました。 ある人は、ぜったいになおらないといわれたびょう気がなおりました。うんどう会で一ばんになった子どももいます。町の人たちはみんな、よるになるとふしぎなほしを見ては、小さなおねがいを口に出してつぶやきました。山の中にある小さな町の人だけが知っている、きぼうのほしでした。
 しかしあるばん、そのほしがとつぜん、すがたをけしたのです。お月さまのとなりはもちろん、よぞらのどこをさがしても見えなくなりました。その日から、町の人たちがほしを見ることはなくなりました。

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