童話っていいね!~おすすめ童話のご紹介~

いろはにほへと

いろはにほへと

今江祥智:作
長谷川義史:絵
出版社:BL出版 ISBN:978-4-7764-0080-6
2004年9月発行 1,300円+税

作者の今江祥智さんは、1932年、大阪府生まれ。絵本、童話、小説など幅広いジャンルで活躍していました。『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞を、『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞を、『でんでんだいこいのち』(童心社)で小学館児童出版文化賞を受賞。また、数々の功績に対し、エクソンモービル児童文化賞(現JXTG児童文化賞)を受賞しています。

絵の長谷川義史さんは、1961 年、大阪府生まれ。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』で日本絵本賞と小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『スモウマン』(講談社)、『まんぷくでぇす』(PHP研究所)などがあります。

ココがいいね!

もうすぐ新学期ですね。入学を心待ちにしている子どもたちも多いのではないでしょうか。今回は、はじめて文字をならった男の子から始まるユーモラスなお話をご紹介します。

まだ、お侍さんがいたころのお話です。ある日、“かっちゃん”は、はじめて「いろはにほへと」の7文字を習いました。嬉しくて、「いろはにほへと」と繰り返しながら道を歩いていると、なんとお侍さんにぶつかってしまいました。怒られるのかと思った”かっちゃん”が、「いろはにほへとをおぼえたとこなんだよう」と言い訳したら、お侍さんは笑って立ち去っていくではありませんか。あれれ、なぜなのでしょう?

新しいことを学んで嬉しさいっぱいの“かっちゃん”の可愛らしい姿や、「いろはにほへと」が次々と引き起こすハプニングの数々は、クスリと笑わずにいられないものばかり。紙面いっぱいに広がるお侍さんたちの絵もきっと楽しめますよ。

あらためて、新しいことを覚える喜びや、言葉が持つ力や不思議さを感じさせてくれる1冊です。みんなも新しい言葉を覚えたらさっそく使ってみて、お友達と楽しくおしゃべり出来たら「いいね!」