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こねこのチョコレート

こねこのチョコレート

B・K・ウィルソン:文
大社玲子:絵
小林いづみ:訳
出版社:こぐま社 ISBN:978-4-7721-0174-5
2004年11月発行 1,100円+税

作者のB・K・ウィルソンさんは、1929年、イギリス生まれ。ロンドンやシドニーの出版社数社で編集者として活躍し、1976年からはフリーの立場で編集顧問を務めています。著書も多数あり、幼い子ども向けのお話の他、少年少女向けの小説も書いています。

絵の大社玲子さんは、1946年、山口県生まれ。青山学院大学英米文学科卒業。在学中から子どもの本のさし絵を描きはじめ、主な作品に『黒ねこの王子カーボネル』(岩波書店)、『番ねずみのヤカちゃん』(福音館書店)、『みしのたくかにと』(こぐま社)などがあります。

訳者の小林いづみさんは、1959年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学図書館学科卒業。現在、幼稚園や小学校で子どもたちにお話を語っています。主な訳書に『ティリーのねがい』、『ティリーのクリスマス』(こぐま社)などがあります。

ココがいいね!

おやつにひと粒食べるだけで笑顔になれる甘いチョコレート、贈り物としてもらったら、いっそう嬉しくなりますね。今回は、そんなチョコレートを弟にプレゼントすることにした女の子のお話をご紹介します。

4歳のジェニーは、もうすぐお誕生日を迎える弟のクリストファーのために、自分のおこづかいでプレゼントを買うことにしました。動物の形のチョコレートをあげようと決めたジェニーは、お母さんと一緒にお菓子屋さんに行って、かわいいこねこのチョコレートを選びました。その日の晩、ジェニーは、自分の部屋のたんすの中にしまったチョコレートのことが気になって眠れません。頭の中は、こねこのチョコレートのことでいっぱい。さて、ジェニーがこの後、とった行動は・・・?

弟のためにプレゼントを選ぶ姿はやさしいお姉さんですが、やはりまだ4歳の女の子。ジェニーが我慢できずに葛藤する様子には、子どもだけでなく、大人も共感できることでしょう。

プレゼントのチョコレートがどうなってしまうのかとハラハラしますが、最後にはとても素敵なハプニングが待っています。みんなもやさしい家族といっしょに美味しいお菓子が楽しく食べられたら「いいね!」