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ドングリ山のやまんばあさん

ドングリ山のやまんばあさん

富安陽子:作
大島妙子:絵
出版社:理論社 ISBN:978-4-652-01144-7
2002年9月発行 1400円+税

作者の富安陽子さんは、1959年、東京都生まれ。「クヌギ林のザワザワ荘」(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞を受賞、「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で新美南吉児童文学賞を受賞、「空へつづく神話」(偕成社)でサンケイ児童出版文化賞を受賞、「やまんば山のモッコたち」(福音館書店)でIBBYオナーリスト2002文学賞に選ばれています。その他の作品に「ムジナ探偵局」シリーズ(童心社)、「シノダ!」シリーズ(偕成社)などがあります。
絵の大島妙子さんは、1959年、東京都生まれ。主な作品に「たなかさんちのおひっこし」(あかね書房)、「ジローとぼく」、「オバケやかたのひみつ」(偕成社)、「猫吉一家物語」シリーズ(金の星社)、「タマミちゃんハーイ!」(童心社)、かわかみたかこさんとの共作「きいちゃんのたからもの絵本」シリーズなどがあります。他にも童話の挿絵を多く手がけています。

ココがいいね!

秋から冬へ、だんだん肌寒くなってきましたね。今回は、寒さなんて気にせずドングリ山で元気に暮らす“やまんばあさん”のお話をご紹介します。
ドングリ山のてっぺんに“やまんばあさん”という一人のやまんばが住んでいました。御年なんと296歳!ですが、オリンピック選手よりも元気で、プロレスラーよりも力持ちなんです!人間なら大人でも1時間かかる山道を、“やまんばあさん”は4分30秒でかけ上ってしまいます。山から山へ移動する時も、山道は通らず、けわしい谷間をぴょんと飛び越してしまうのです。さて、そんな元気な“やまんばあさん”のゆかいな暮らしぶりをのぞいてみましょう。
嵐の中で遊んだり、栗泥棒探しに駆け回ったり、100年ぶりに町へ遊びに行ったり…。“やまんばあさん”のやることは、いちいち豪快です。勘違いと思いつきにあふれた行動にはハラハラさせられますが、読んでいるうちに、底抜けに明るく純粋な “やまんばあさん”の魅力にどんどん引き込まれていくことでしょう。
いくつになっても無邪気でパワフルな“やまんばあさん”を見ていると、大人も元気をもらえる気がします。ぜひ、お子さまと一緒に読んでみてください。みんなも“やまんばあさん”みたいに、寒い冬を楽しく過ごすことができたら「いいね!」