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5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん

5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん

たしろちさと:作
出版社:ほるぷ出版 ISBN:978-4-593-50518-0
2010年4月発行 1400円+税

作者のたしろちさとさんは、1969年、東京都生まれ。大学卒業後、会社勤めを経て、絵本の制作をはじめる。2003年に「ぼくはカメレオン」(ノルドズッド・ジャパン)でデビュー。世界7カ国語で同時出版された。他の作品に、「5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる」(ほるぷ出版)、「きこえる? きこえるよ」(グランまま社)、「ぷんとくちゃんのぼうし」(アリス館)、「クリスマスのおかいもの」(講談社)などがあります。

ココがいいね!

3月も終わりに近づき、もうすぐ新生活の季節がやってきますね。出会いがあれば別れもあり、うれしさ半分、さみしさ半分といった方も多いのではないのでしょうか。そこで今回は、楽しい気持ちになれる「お引っ越し」のお話をご紹介します。
5ひきの小さなねずみが、古いビルの地下に住んでいました。しかしある時、おとなりさんが猫を飼い始めてしまい、落ち着いて暮らせなくなったねずみたちは、新しいすみかを探すことにしました。なかなか気に入る場所が見つからないねずみたちがたどり着いたのは、なんと町のゴミ置き場。ここに新しい家を自分たちで作ることにしました。さて、いったいどんなお家ができるのでしょうか…。
小さいころ、自分だけの理想の家を夢みたことがある方も多いのではないでしょうか。町の人たちにはいらなくなったゴミでも、ねずみたちにとっては宝の山。それぞれのいろんなアイデアと工夫で家を作り上げていく姿に、何ができるのかな?とワクワクしながら読み進められます。そして、そんな個性豊かなねずみたちを見ていると、どんなものでも遊びに変えてしまう子どもたちと共通するものがある気がします。
表紙を開くと、5ひきのねずみたちの紹介が書かれているので、そちらもぜひ読んでみてください。それぞれの個性を知ると、お話をさらに楽しく読み進められると思います。新しい生活のはじまりには不安がつきものですが、こんな楽しい「お引っ越し」なら「いいね!」