童話っていいね!~おすすめ童話のご紹介~

ゆきがやんだら

ゆきがやんだら

酒井 駒子 :作・絵
学研 :ISBN:978-4052024948
2005年12月発行 1,200円+税

作者の酒井駒子さんは、1966年、兵庫県生まれのイラストレーター・絵本作家。東京芸術大学美術学部を卒業後、1998年に『リコちゃんのおうち』でデビューしました。酒井さんが描く魔法に包まれたような美しい世界は、多くの人の心を捉え、世界各国のファンが新作を楽しみにしています。
ブラティスラヴァ世界絵本原画展(スロバキア)の金牌を受賞した『金曜日の砂糖ちゃん』をはじめ、PITCHOU賞(フランス)、銀の石筆賞(オランダ)を受賞した『ぼく おかあさんのこと』等、多くの作品で世界の権威ある賞を受賞しています。

ココがいいね!

本書は、発売当初から多くのファンを魅了して、またたくまにベストセラーとなりました。「何度も読み返したい絵本」として、今でも人気の高い絵本です。この本を選んだお母さんは、子どもと一緒にかわいらしい絵やおだやかな親子の会話のやり取りをくり返し楽しんでいます。
2009年、ニューヨークタイムス紙は、この年のベスト児童絵本に、本書の英語版『THE SNOW DAY』を選出しました。これは、その年にアメリカで出版された絵本の中からわずか10冊が選ばれるもので、アメリカでは大変栄誉ある賞とされています。その後、世界中で翻訳されて人気となっています。

この本の読みどころ

朝から雪が降り続き保育園はお休み。お父さんの飛行機も止まってしまい帰ってこられません。でも、ぼくとママは、温かく幸せな時間を二人で過ごします。もう寝る時間だというのに、ママは特別に雪の中を散歩させてくれました。足跡をたくさんつけたり、雪のお団子をつくったり…。雪が しんしんと降り積もる静かな一日の親子の姿を優しく美しく描いています。
本書は、子どものころに感じたドキドキ感やワクワク感を思い出させてくれます。春はもう目の前ですが、絵本の中で過ぎ行く冬の季節を感じてみてはいかがでしょうか。