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カラー版 ナルニア国物語1 ライオンと魔女

カラー版 ナルニア国物語1 ライオンと魔女

C.S.ルイス: 作 瀬田 貞二: 訳 ポーリン・ベインズ:絵
岩波書店:ISBN:4-00-116371-3
2005年5月初版発行 1,300円+税

作者のC.S.ルイスは1898年アイルランド生まれ。幼い頃より本を読むのが好きで、空想物語を書いて遊んでいました。1925年より母校のオックスフォード大学で英文学の教鞭をとりました。ここでJ.R.R.トールキンに出会い、彼の「指輪物語」も、この「ナルニア国物語」シリーズもお互いに刺激をあたえあう中で生まれたと言われています。ルイスは、キリスト教に関する著作やSF小説なども多数執筆しています。1963年に退職。その年に亡くなりました。
訳者の瀬田貞二は、1916年東京生まれ。旧東京帝国大学国文学科を卒業。その後、編集者、作家、翻訳者、評論家といった様々な形で活躍。著名な訳書に「指輪物語」があります。1979年に亡くなりました。
イラストレーターのポーリン・べインズは1922年イギリス生まれ。幼児期をインドで過ごし、その後ロンドンの大学で美術を専攻しました。これまでに100冊以上の本のイラストを手がけ、有名なケイト・グリーナウェイ賞も受賞しています。

ココがいいね!

物語が生まれて50年以上も愛され続けるファンタジーです。その世界を完全に映像化するのは困難とされていましたが、2006年3月より「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」の日本上映が始まりました。2005年12月には、世界初公開の「ロイヤルプレミア」が英国で開催され、チャールズ皇太子をはじめとする英国王室の方々もこの作品を鑑賞しました。
また、第78回アカデミー賞では3部門にノミネートされ、メイクアップ賞を受賞するなど話題になりました。

この本の読みどころ

「ライオンと魔女」は『ナル二ア国物語』全7巻の第1巻です。このシリーズは各巻が一つのまとまった物語でありながら、全巻を通じて読めば空想の国であるナル二ア国の長い歴史を描く壮大なファンタジーとなっています。
この本の背景には、キリスト教の考え方、イギリス人の自然や動物への深い愛情、きょうだいの強い絆などが描写され、ファンタジーアドベンチャー的要素だけではなく色々な視点からも楽しめる内容になっています。