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文庫版 怪盗ルパン(14)「魔女とルパン」

文庫版 怪盗ルパン(14)「魔女とルパン」

モーリス・ルブラン:作 南 洋一郎:文 藤田新策:絵
ポプラ社 ISBN:4591085406
2005年2月初版発行 600円+税

作者のモーリス・ルブランは1864年フランス生まれ。長い間、風俗小説を書き続け、無名の時代を過ごしましたが、40歳になった1905年、月間誌<ジュ・セ・トゥ>に「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を発表してたちまち大評判となり、一躍有名になりました。その後様々なルパンシリーズを発表して、1941年に「ルパン最後の事件」を発表した後、同年に亡くなりました。
編訳の南洋一郎は、1893年東京生まれ。教員として働きながら、語学の勉強を続け、1925年に「少年倶楽部」に投稿したことをきっかけに作家デビュー。「怪盗ルパン全集」は昭和30年代に子ども向けに編訳され、名探偵ホームズと双璧をなす人気でありました。1980年7月14日に亡くなり、即日に勲四等瑞宝章が追贈されました。
挿絵の藤田新策は、1956年生まれのイラストレーター。主に、スティーブン・キング、ダニエル・キース等の表紙を手がけています。また、怪盗ルパンの影響を受けたと言われる江戸川乱歩シリーズも、藤田により挿絵がなされています。

ココがいいね!

モーリス・ルブランが1905年に初めてルパンシリーズを発表して今年で100周年!本国フランスを始めとして今、世界中がルパン・ブームに沸いています。
また、これを記念して映画「ルパン」も公開されています。映画では、怪盗ルパンの誕生秘話がスリルと謎に満ちた冒険活劇を通じて明かされています。この映画では、「文庫版 魔女とルパン(14)」、「文庫版 奇巌城(4)」、「文庫版 813の謎(6)」の内容が主に織り込まれています。
全20巻をまとめた「文庫版 怪盗ルパン(全20巻)」(定価:12,600円)も同時に発売されています。

この本の読みどころ

ルパンシリーズは、1905年にモーリス・ルブランが初めて発表してから現在までに22カ国で翻訳されています。特に、日本では1909年頃から様々な訳者により翻訳され、出版されました。
この南洋一郎によるルパンシリーズは、子どもにも読みやすく編訳されている点と、また、原作に加えて、冒険的要素を強調するといった南洋一郎独自のアレンジが加えられている点もこの本の読みどころとなっています。