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「たいせつなこと」

「たいせつなこと」

マーガレット・ワイズ・ブラウン(著)、レナード・ワイスガード(絵)、うちだややこ(翻訳)
フレーベル館 2001.9.1 初版発行 1,200円+税 ISBN:4577022885
その他のエディション:ハードカバー(英語版)、ペーパーバック(英語版)

作者のマーガレット・ワイズ・ブラウンは、1910年ニューヨーク生まれ。子どもの本の編集者を経て、絵本作家となります。作品は100冊以上あり、日本でも数冊翻訳されています。1952年、42歳の若さで亡くなりました。
絵のレナード・ワイスガードは、1916年コネチカット州生まれ。多くの童話の挿し絵を担当し、1947年カルデコット賞を受賞しています。マーガレット・ワイズ・ブラウンとはコンビで20冊以上の絵本を出しています。
訳者のうちだややこ(内田也哉子)は、1976年東京生まれ。(父・内田裕也、母・樹木希林)東京の他、ニューヨーク、ジュネーブ、パリなどで学び、写真やコラージュ制作に熱中します。19歳で帰国、本木雅弘と結婚。現在、二人の子どもの育児のかたわら、文筆活動を行っています。

ココがいいね!

「おやすみなさいのほん」のマーガレット・ワイズ・ブラウンとカルデコット賞受賞画家のレナード・ワイスガードの黄金コンビがおくる一冊。1949年に最初に出版されて以来、アメリカでは多くの人々に読みつがれたロングセラーの名作が、今まで紹介されなかったのが不思議なほど。また、内田也哉子さん初の翻訳絵本として話題となりました。

この本の読みどころ

この絵本は、おだやかでありながらリズム感のある文章と、落ち着いた色合いの懐かしさを感じさせる絵で綴られています。ページをめくるたびにいつかどこかで見たような光景に吸い込まれていきます。空や風、花や虫、スプーンや靴、そんな日常のモノたち。自然やモノと人のそれぞれにとって大切なことは何か問いかけます。「ありのままのたいせつさ」がわかりやすく描かれていて、幼児からお年寄りまですべての人が楽しめます。最後のメッセージは読んでのお楽しみに…。
内田也哉子さんのひらがなだけの翻訳は、優しく読み手の心に響き、今私たちにとって、「たいせつなこと」を気付かれせてくれるはずです。