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「葉っぱのフレディ」

「葉っぱのフレディ」

レオ・バスカーリア作 みらいなな訳
童話屋
ISBN4-88747-002-9 C8798

雅楽師の東儀秀樹氏がこの絵本のイメージを曲にし、森重久弥氏が本文を朗読するCDも発売されて、 話題を呼んでいます。
'99.7.7 2,000円+税
東芝EMIより発売中

この絵本を
死別の悲しみに直面した子供達と
死について的確な説明が出来ない大人たち
死と無縁のように青春を謳歌している若者たち、
そして編集者バーバラ・スラックへ贈ります。
ぼくは一本の木であり
バーバラはこの十年間かけがえのない葉っぱでした。
−かけがえのない人に読んでもらいたい
            絵本を見つけた−
レオ・バスカーリア

ココがいいね!

この本は「大人にウケる子どもの本」として、 童話や絵本に疲れた心を癒す力があるという視点を与えた本として話題になりました。
当時(1999年)はちょうどリストラ、高齢化の進行によりみな疲れていて、そんな大人たちの心を励まし、好奇心をよみがえらせる本という噂が噂を呼び、受けたようです。
98年10月下旬に出版されて、発売四か月余で十一万部となり、99年2月4日で第8版という驚異的売れ行きでした。

この本の読みどころ

「葉っぱのフレディ」は、アメリカの著名な哲学者であるレオ・バスカーリア博士が生涯でたった一冊だけ書いた本です。30ページ足らずの短い物語で、文章と葉っぱのイラストと四季の移り変わりの森の写真が各ページに挿入されているというユニークな構成です。
いのちの旅・・・という副題がつけられたこの短い絵本は、「いのち」について、とてもやさしく語っている本です。誰もが避けては通れない「死の意味」そして「生きる勇気」を教えてくれます。この本では死をひとつの変化としてとらえています。「死」について思いを馳せる時、当たり前のようにそこにあった自分の生が再び鮮やかによみがえってきて、それがとても尊いものであることに気づくことができます。
この本の主人公は、1枚の葉っぱであるフレディです。 フレディは落葉樹の葉っぱで、冬になると枯れて落ちる(死ぬ)運命にあります。この本にはフレディの親友「葉っぱのダニエル」が登場します。ダニエルは哲学好きで、フレディにいろいろ「人生の意義」を教えてくれるのです。それぞれの葉っぱが、懸命に生きている物語です。やさしい言葉で書かれてありますが、生きることとはどういうことかを考えさせてくれます。