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『まほうの夏』

『まほうの夏』 表紙
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作者の藤原一枝さんは、1945年、愛媛県生まれ。1971年に小児科医となり、その後、小児脳神経外科医として長く勤務する。1999年秋から、人間の暮らし一般の質を考える藤原QOL研究所代表。絵本の作品『雪のかえりみち』(平成13年度児童福祉文化賞受賞/岩崎書店)、『ちょうかいちょうのキョウコちゃん』(偕成社)、著書に『おしゃべりな診察室』(講談社)、『医者も驚く病気の話』(平凡社)などがあります。

作者・絵の、はたこうしろうさんは、1963年、兵庫県生まれ。絵本、装丁、さし絵などの分野で活躍中。絵本の作品に『どうぶつなんびき?』(ポプラ社)、『しりとりのだいすきなおうさま』(鈴木出版)、『ショコラちゃん』シリーズ(全3巻/講談社)などがあります。

『まほうの夏』

藤原一枝・はたこうしろう:作
はたこうしろう:絵
出版社:岩崎書店 ISBN:978-4-265-03472-7
2002年5月発行 1,300円+税

ココがいいね!

いよいよ夏休み! これから始まる楽しいことに思いをはせてワクワクしているお子さんも多いのではないでしょうか。今回は、楽しい夏休みを過ごした兄弟のお話をご紹介します。

都会に住んでいるケイ君とユイ君は、お父さんもお母さんもお仕事なので、学校のプールとゲームばかりという退屈な夏休みを過ごしていました。そんなとき、田舎のおじさんから、「遊びにおいで!」というお誘いのハガキが届きます。そのお誘いに喜んだ2人の願いは両親に届き、2人だけで田舎に遊びに行くことになりました。これから本格的に始まる2人の夏休み。田舎でどんな夏休みを過ごしたのでしょうか…。

田舎へ飛び立つ飛行機の絵は、これからどんな楽しいことが始まるのだろうと、ワクワクした気持ちにさせてくれます。自然の中で元気よくのびのびと遊んでいる2人の様子を見ていると、子どものころを懐かしく思い出す方もいらっしゃるかもしれません。お子さんだけでなく、大人の方も楽しめるストーリーです。

自然が豊かで、都会とは違った緩やかな時間が流れ、人との距離が近く感じられる場所は、子どもにとってキラキラした世界に見えるはず。きっといつまでも忘れない、ステキな思い出となって残っていくことでしょう。みんなも、この兄弟のように素敵な「まほうの夏」を過ごせると「いいね!」