童話っていいね!

『おかあさん、げんきですか。』

『おかあさん、げんきですか。』 表紙
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作者の後藤竜二さんは、1943年、北海道生まれ。早稲田大学卒業。『天使で大地はいっぱいだ』が講談社児童文学新人賞佳作を獲得してデビュー。主な作品に『白赤だすき小○の旗風』『少年たち』(いずれも日本児童文学者協会賞受賞、講談社)、「12歳たちの伝説」シリーズ(新日本出版社)などがあります。

絵の武田美穂さんは、1959年、東京都生まれ。自作の絵本に『となりのせきのますだくん』(講談社出版文化賞・絵本賞、絵本にっぽん賞等受賞)にはじまる「ますだくん」シリーズ(ポプラ社)、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞受賞、ポプラ社)など多数あります。

『おかあさん、げんきですか。』

後藤竜二:作
武田美穂:絵
出版社:ポプラ社 ISBN:978-4-591-09210-1
2006年4月発行 1,100円+税

ココがいいね!

もうすぐ母の日ですね!プレゼント用の工作をしたり、お手紙を書いたり…、色々と準備を始めているお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。今回は「母の日に渡す“ぼく”のお手紙」のお話を紹介します。

小学校4年生の“ぼく”は、学校で母の日の手紙を書くことになりました。となりの席のユースケは、すらすらと書いているのですが、“ぼく”は恥ずかしくて、素直に感謝の気持ちなんて書けません。そこで、思い切って、お母さんに言いたいことを書くことにしました。さて、いったいどんな内容だったのでしょうか…。

“ぼく”の手紙を読んで、「そうだそうだ!」と賛同するお子さんや、「そういえば子どものころ、同じようなことを思っていたな…」と、昔を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。大人には大人の事情がありますが、子どもにも言い分はあるのだ、と改めて思い知らされるのではないでしょうか。

子どもらしく色々と「言いたいこと」を書いている“ぼく”の手紙ですが、その裏にはお母さんへの愛情があふれていて、ジーンと温かい気持ちになれる一冊です。お子さんと一緒に読んで、普段ではなかなか口に出せないような話ができると「いいね!」