童話っていいね!

『ぐるんぱのようちえん』

『ぐるんぱのようちえん』 表紙
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作者の西内ミナミさんは、1938年、京都府生まれ。東京女子大学卒業後、コピーライターとして約10年勤務。絵の堀内誠一さんのすすめにより、はじめての絵本として本書を書きました。主な作品に『おもいついたら そのときに!』(こぐま社)などがあり、幼年童話『こぶたのぶーぷ』(福音館書店)など、作品を多数発表しています。地域で子どもの読書推進運動にもながく関わっています。

絵の堀内誠一さんは、1932年、東京都生まれ。グラフィックデザイナーとして、カメラ雑誌、ファッション雑誌などの編集美術を多く手がけ、イラストレーターとして絵本その他の児童書に活躍。主な作品に『くるまはいくつ』(福音館書店)、童話のさし絵に『雪わたり』(福音館書店)、『人形の家』(岩波書店)などがあります。

『ぐるんぱのようちえん』

西内ミナミ:作
堀内誠一:絵
出版社:福音館書店 ISBN:978-4-8340-0083-2
1966年12月発行 900円+税

ココがいいね!

もうすぐ4月! ワクワクドキドキ、いろんな気持ちで胸をいっぱいにしながら新しい生活に向けての準備をしているという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなときにぴったりな、新しい一歩を踏み出すゾウのお話をご紹介します。

“ぐるんぱ”は、とってもおおきなゾウです。ずっとひとりぼっちで暮らしてきたので、すごくよごれていて、何だかくさいにおいもします。さみしくて、ときどき涙が流れてきます。これではいけない! とジャングルの会議で、働きに出ることが決まると、みんながきれいに体を洗ってくれて、見違えるほどりっぱなゾウになりました。

そして、ビスケット屋さんやお皿作りなど、色んな仕事にはりきってチャレンジしていくのですが、なかなかうまくいきません。また昔のように涙が出そうになります。さて、“ぐるんぱ”はこの先どうなるのでしょうか…。

めげずに色んなことにチャレンジする“ぐるんぱ”の姿を見ていると「うまくいかなくてもきっと大丈夫!」と、思えてくるかもしれません。読み終わりには「喜んでくれる人がきっとどこかにいる」という前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。みんなも“ぐるんぱ”のように、うまくいかないことがあっても、とにかく前に進んでみては?きっと誰かが「いいね!」って言ってくれるはずですよ。